つい集中して二日で読み終えた。

今更ながら、本当に司馬遼太郎氏の描く文に惚れました。

読んでいてなにか体の中がゾクりと来たのは彼の本が初めてだ。


家康側と石田側と話の照準が次々と変わるのにちっとも置いて行かれる事がない。

それは章や節が変わって人物の主軸が変わっても、かならず相互的にリンクしているから。

小説を書くにおいて当然のことなのだろうけど、その基本をダイナミックかつ、人物の精神的・内部的な細部まで綿密に記しているから余計に面白くなる。

こんな風に人を引き込めるような、続きが気になってつい最後まで一気に読んでしまいたくなるような物語をいつか書けたらいいと思った。





おまけ

この話に出てくる石田三成と島左近が一緒にいるときの二人の雰囲気が描かれている文章が特に凄く好き。
すこし三成が子供っぽくなる。

島石…(とまれ)





☆拍手レス☆

25日3時21時
26日19時頃の方ありがとうございましたー!!

なんやかんやで9月も終わりに近づき気温がぐんぐん下がってますが、どうぞ風邪など召されませぬよう。

散財

2006年8月4日 読書
いや、もうね、一日中引きこもってるのはどうだろうと思って散歩でたけど、本off行ったのが間違いでしたね。

安いからって5冊一度に買っちゃったよ。

そのうちの一冊がこのゾウの時間ネズミの時間。
前から読んでみたかったものが100円だったので何も迷わずに買いました。

他には

「関ヶ原中・下巻」
「江戸300藩バカ殿と名君」
「ネウロ」

や、ネウロはノリでなんとなくかっちゃった(ノリて…)




ていうか此処で本買ったことで結局自分で引きこもり要素増やしているということに今気付いたよ。
昨日はアニマックスシナリオ募集の最終締切だったんだよね。

私にもっと時間と度胸と文才があれば…一本送ってみたかったんだ…。

仮定論で終わってパソコンに溜まるのは没案ばかり。

で、まあ余談はおいといて。

今日本offで見つけて思わず買ってしまったこの本。

しかも本選んでいるとき店内有線でGARNETCROWの新曲『夢・花火』流れてびっくりと同時に一人で静かにのってた。
有線てどういう基準で曲流してるんだろう。




…話を戻して。




もののけ姫と風の谷のナウシカの話には大本に五行思想。

天空の城ラピュタはインド神話から。

となりのトトロはスペイン映画「ミツバチのささやき」の顴骨奪胎



などなど知らなかったことたくさん、面白い。



でも著者があまりにも「宮崎万歳」しすぎているのがちょっと引く。
評論は是非悪良すべて論じた上で自分の結論を述べるから評論だと思う。
一方的に良い面ばかりを並べてもそれは単なる著者の感情論なんじゃなかろうか。

だなんてゲド戦記の公開迫ってきたので語ったりしてみたり。





明日の試験は地理学概論だけで終わり。
持ち込み可だしなんとかなる。(そういって何度後悔してんだ)





☆拍手レス☆

18日22時
本日10時18時20時

に拍手をいただきましたありがとうございます!!



★私信★

>>ハル様へ

そーなのよ、超ローカル(笑)
もしかしたら東映のスタジオがあるから遠回しの宣伝とか?
今日のウエンツは最高だったね(爆)

>>狸様へ

黒虎はmixiで暴れていますよ(笑)
かくいう私もいちおうmixiはやってますがいまいち使いこなせていないという現状。
タグミスは相変わらず良くやってしまうので気をつけねば…。
暇つぶしにはもってこい。

なんの話かっていうと、父親の仕事部屋。

私の父は昔出版社に勤めて編集の仕事をし、今もフリー(本人は自営といってる)で編集の仕事を請け負ってます。

日本の歴史関係のものが殆ど(というかそれ系以外の仕事しているの見たことない)なので、鉄オタのように日本史には詳しいです。

なので父親の部屋には膨大な本の量。

建て替えで引っ越す前は、物置も本で一杯でした。

部屋にあるのは主に日本史関係の本ですが、学生時代は理系だった影響か、この「ダーウィン論」の他にも、「素粒子」とか「マイケルソンと光の速度」とか「物理学とは」とかの理系の本もちらほら。

そーいや昔「錬金術」とかってのもあったような…


でも物理関係の本が多かったから専攻でもしてたのか?

まぁそんななか、目下読んでいるのがこの「ダーウィン論」です。

進化生物学大好きです。





☆拍手レス☆

12日21時
本日11時頃に拍手してくださいました皆様ありがとうございました!

そして12日21時頃にメッセ飛ばしてくださいました方へ

なんだか黒銀ちゃん評判いいみたいで嬉しいです、また機会があったら書きたいと思います。
メッセージありがとうございました。





★私信★

>>夏乃様へ

またみつけちゃった

http://www.youtube.com/watch?v=Z1kPN4p8434&;;mode=related&search=

元ネタ解る?

関ヶ原〈上〉

2006年6月16日 読書
BASARA2 NPCにて浅井長政とお市参戦決定。

私としては石田三成もプレイヤーキャラにしてほしい。

もしや今回はあの徳川家康とホンダム(本多忠勝)は不参加なのか?





で、まぁ確実に影響受けて買ったでしょうとつっこまれそうですが、今読んでます『関が原』

天下分け目の大決戦関が原。戦国乱世のなかのわりに家康と三成の頭脳戦が目立ちますね。

この本だと家康=司馬懿 三成=諸葛亮のような気がした。

家康は乱世の中で身を立てるために今まで使えてきた秀吉が身まかるのと同時に戦で天下を目指し、三成は秀吉の息子秀頼の天下を守るために徳川を討つ。

なんかまんま司馬ちゅと諸葛亮だなーなんて思った。


やっぱり司馬遼太郎氏の文章好きです。
なんでもっと早いときから読んでなかったんだろう。


というか中学の時もっと日本史勉強しておけばよかったと思った。
正直唯の暗記物というくらいにしか思ってなかったんだよな。あぁもったいない。

なんで今になって嵌ったかっていうと…




まぁ人間関係の中にある『萌』に気付いてしまったからでしょうな(爆)

もしこの感覚が中学の時に既に芽生えていたら高校も理系じゃなくて文系行っていたかもしれない
買いたい本をちょっとまとめてみる







『利己的な遺伝子』2854

『ヒト型脳とハト型脳』725

『地球のなおしかた』1260

『生物の形の多様性と進化』4515

『江戸300藩バカ殿と名君うちの殿様は偉かった?』945

『剣豪その流派と名刀』819

『歴史から生まれた日常語の由来』2520

『ダヴィンチコード上中下』各580

『日本神話の考古学』651

計:14869




なんか趣味丸出しね(爆)

誕生日にもらった図書カード5000円分なんてハードカバーかったらすぐつきるorz






★私信★

狸様へ

ははぁやはり一斉に送られるものなのですねぇ。
余談ですが私体力ありませんよ。
後輩の男の子と試合やってひとり息切らしてます。(笑)

確かに此処のところバトンラッシュでしたね。
もらえるものはもらっておけ、ってタイプです私。

そしてろくでもないものももらって後で処理に困るという。

雷凄いなー

2006年5月24日 読書
稲光が怖い。


そういえば三国志で劉備と曹操が二人でお酒飲んでる時に、曹操が「只今の天下に英雄とは使君、御身とそれがしだけじゃ」って言ってそれに驚いた劉備が箸を落としたけど劉備は「雷に驚いた」って言って誤魔化したんだよねたしか。(無双4でいう『英雄二人』)

しかし無双シリーズやってから三国志読むと登場人物を無双のキャラに被っちゃうから色々笑ってしまう。

呂蒙さんが甘寧を孫権に推挙してきたときも

「それがし水口を固めておりましたところ、黄祖の部下の甘寧が降参してまいりました。詳しくたずねて見ますといささか学問もありかつて役人をしていたこともありました…」

この時は思わずうっそだーんとか思ったね。
凌統はゲームじゃ24歳の時でお父さん殺されちゃったけど史実は15歳だったんだね。

私が今読んでいる三国志はポピュラー(?)な吉川さんじゃなくて小川環樹氏のシリーズです。
小川さんは小説家じゃなくて元々歴史研究家だったらしく(父談)物語としての三国志じゃなくて史実の訳本としての三国志に近いとのこと。

しかし旧漢字ばかりで時々読めないこともあるけど前後の文の繋がりでクリアーしてます。

曹操の欲しがり癖はそのまんまだったけどな。(笑)

面白いんでほぼ1日1冊のペースで進行中。









☆拍手レス☆

23日23時
本日午前9時

ポチッと拍手ありがとうございましたー!!

馬上少年過ぐ

2006年5月11日 読書
今日電車の中で読み終えた。





この本は所謂短編集みたいなもので他にも
「英雄児」「慶応長崎事件」「喧嘩早雲」「重庵の転々」「城の怪」「貂の皮」が収録されています。

この中で私が一番好きなのは「城の怪」ですかねー。

他の話も十分面白いのですが、著者が主役として描いている人物の生い立ちのほうがやや強調され気味です。そんな中で、この「城の怪」は唯一登場人物の「動き」、「ダイナミックさ」が大きく描かれています。(あくまで他の短編と比べてだけど)
登場人物の心理的な描写も詳しくかつシンプルに入っていて、とんとん拍子で読める感じですね。

次は何読もうかなー。
久しぶりにサイエンスフィクションかエッセイでも読もうかなー。













★私信★

狸様へ

ええ、そりゃあもう御存知のとおり生粋のオタクっ子ですから!!(爆)

一応確認のために記載されたページに飛んでみました。
あんなんでよければまたお送りします(笑)
レビュー出てなさげ。

実は大分前に読み終わってました。

神話って不思議

今の感覚で読むとめちゃくちゃなのに、でもどこか成る程と思うことも有る。

人がそれぞれ違うのは当然だけれど「世界の創生」を、実はこうだったんじゃないかとか、このときこうだったったから今はこうなってるとか。
哲学や史学云々じゃないですよね。

それを後の世に伝えるというのも途方もないこと。

歴史なんて変えようとおもえば変えられるし、絶対的な真実ってないよね。
出来事は記録できても心情は残せない。

でも伝えなきゃいけないこともたくさんある。伝えても残しちゃいけないこともある。


人間てつくづく面倒ないきものだとおもいます。









☆拍手レス☆

25日22時
本日15時頃の皆様方暖かい拍手ありがとうございましたー!!
ゴールデンウィーク中にまた更新できたらいいなぁ。なんて他人事のように思ってる最低管理人です。





★私信★

狸様へ

コメントありがとうございます。
いやですねーこれから博物館学芸員の資格とろうと奮起している傍らで肝心の博物館が合併やら閉館やらで減っていくのは…しくしく。

ちなみに私も限定物とかに妙な興味を感じてしまうタイプですよ(笑)
いやー古本屋って素晴らしいですね。
100円ですよハードカバーが。

これはですね最初タイトルに惹かれた。
正直買うまで此方の作者様は存じ上げていなかったんです。


とまぁ話を戻して、どんな感じなのか裏表紙と帯のコメントを拝見。








「本能寺の変直後、木曾の山中で美貌の超剣士・奥月桔梗が20年の眠りを破った(中略)日本を魔物の国にせんと企む朱物が狙うは西行法師の秘術『反魂の法』(中略)京を舞台に妖女、異人、忍者、剣豪、そして死者までもが乱舞する究極の死闘が始まった」




































おおおおお

おいしそうな匂いがぷんぷんするぜぇ!







てなわけで即購入。


ただ雲雀は不器用なんで併読という事が出来ません。
今はまだ先日買った北欧神話物語を読んでいる途中なのでこっちを読破してから手をつけようと思います。
ISBN:4901784773 単行本 寺西 晃 バジリコ 2005/12/10 ¥1,575



父親に誕生日プレゼントとしてもらった図書カードで最初に買った本。

だめだ、笑える。
思い出し笑いしちゃう。



早川氏のような笑える文を書けるようになりたい(無謀)



私が今回気に入ったものとして



●ダツ

全長最大で100センチ。ダツ目ダツ科。
太平洋沿岸の水域、日本では沖縄近海にみられる。

以下作者コメント

まるで槍のような魚だが、姿だけでなく本当に槍そのものであり海面から飛んできて人間に突き刺さる(中略)
被害者を病院に運ぶ場合は、ダツは抜かずに刺さったままでというのが原則である



●モンハナシャコ

全長15センチ。節足動物門甲殻網。熱帯亜熱帯水域の浅瀬、日本では本州以南、南西諸島の珊瑚礁などに多く分布


紫外線をも識別する生物界で最も複雑な視覚器官と化学センサーの触覚で目標を捕捉、強烈なパンチを浴びせて獲物を狩るという、寿司ネタのシャコとは違う捕食性の打型シャコ。
その打撃の速度は水中で秒速23メートルという爆発的な速度で水槽のガラスをもぶち破る
その威力は22口径の銃弾に匹敵する



他にもページめくるたびに爆笑してます。
夜には読めない。思い出して笑って寝付けなくなるから(爆)
今日母親と本屋に行ったとき買ってくれた本です。
他にも三冊ほど欲しいのあったのですが、金がない上に全部ハードカバーというものだったのでもう少し我慢します。

これはエッセイです、昔は物語系ばっかり読んでてエッセイはせいぜいさくらももこ氏の本しか読んでなかったのですが、最近サイエンスフィクションをはじめこの手のにも腕が伸びる。

エッセイを読むときは本の厚さにもよるけれど、文庫本サイズなら大体1時間半ほどで半分行ってしまうので、ここで一度気分を変えて他のことします。残りの半分はお風呂入って眠くなるまでベッドの中で読む感じ。

逆に物語系は一度はまると一気に読みきるまでほかの事に一切手を出しません。話しかけられるとすごく低い声が返ってきますよ。


さーて、んじゃこれから残りの半分をゆっくり読むとしますか。







そういえば今日同じ本屋で「はやわかり三国志」ってのがあったのでちょっと立ち読みしてみました。
魏呉蜀の武将のことも当然書いてあったのですが、思わず何度も読み返したところが。


『文武に長けた名称趙雲』

ってまあこれは普通なんですよ、ところがねその次がね


『蜀のプリンス馬超




ってプリンスー?!王子様ー?!あの戦バカっこがぁああ?!
プリンスばっちょ。
いやー史実はどうなのか知りませんがあの無双の馬超だけみてると…どうもプリンスって物凄い違和感が…。
本屋でここまで噴出すの堪えたのは初めてです。







☆拍手レス☆
14時頃の方ありがとうございましたー!!
昨日こち亀で環境問題についてちょろっと叫んだのと、今日の1限目の講義でこの本の話が出てきたのに関連してブックレビュー



この本は結構専門的な部分もあり読むのが億劫という話も聞きますが、環境問題について国際的にとりあげられている今だからこそゆっくりとでもいいので目を通していただきたい一冊。

えーとわかりやす(くなっているのか謎だけど)言えば、化学薬品による環境連鎖破壊説です。あぁ全然解りやすくないなちくしょうめ。



この本が出版されたのが、丁度アメリカの高度工業発展時代で石油やら原子力やらDDT(dichlorodiphenyltrichloroethane)湯水のように使っていた時(いまでもそうかもしれんが)で、人間が(特に科学者)溢れ出る無限のエネルギーに有頂天になってきた頃でした。

彼女の出版した内容は、人間がこのままの勢いで殺虫剤やら化学物質やらを使っているとやがて生物は滅んでしまう。

という当時代の全盛を否定的に発表したもの

これに科学者たちは怒り狂うわけですね。
自分たちが発見した世界的にも注目されるような技術を否定されているわけですから。

発行当時はそういう面から真っ向否定された彼女ですが、やがてその内容に国民も関心を持ち始めます。

そして人間の影響が無いはずの無人島の生物におかしな影響が出てきてから漸く政府や科学者が重い腰をあげ、調査を始めるわけですよ。

そうしたらえらいこっちゃどうしようと騒ぎ始め国際的な環境問題を取り上げることになります。








この本をよむと、如何に人間が目先のリスクと利益に動かされているかわかります。

今はいいけど、でもその後は?

ということを考えないんですね


今でこそやれ新聞だドキュメンタリーだとわざとらしいくらい色んなところで顔を見せてきていますが、もし彼女がこの本で環境破壊について訴えていなかったら地球はどうなっていたでしょうね。




もう見たくないものを見えないフリする時間は終わりにしませんか?(公●広告機構のCM風に締めてみた)






☆拍手レス☆

本日も拍手ありがとうございました。
なんだか意外と時間に追われている師走の雲雀です。
ISBN:4062735067 文庫 井上 夢人 講談社 2002/08 ¥800

はい、これ先日買った本です。

一日で丸々一気に読んだのは久しぶりですね。
続きが気になってしょうがなかった、というより全く予測不可能なストーリー展開で読者を非常に引き込む力があると思いました。

正直いえば好き嫌いが極端に分かれる文章です。

読後感が「怖くて気持ちが悪い」って感じ。

気持ち悪いというのはこの本に引き込まれすぎたからかもしれないですけど、謎の部分が謎のまま締めくくられてそれが逆に読者側の想像力を駆り立てるというかなんというか。

これは所謂ホラー系なのかな?

ホラーといってもグロとかそういうのではなく、どちらかというと精神的な要素にかかる恐怖という方が強い。
読んでて本当に怖くなったのは久しぶりです。

えー…わかりやすく言えば『世にも奇妙な物語』に似ているかな。それのもっとなんか怖い感じの(結局説明になってない)

印象的なタイトルに惹かれて衝動買いしたもんでこの著者さんのこともこの本で初めて知ったのですが、また次別のを買いたくなりました。


これ実写化して欲しいなぁ。


本当に一度読むと最後まで一気に読めてしまうので皆さんも是非。







☆拍手レス☆

本日午前10時頃の方々、ありがとうございました

最近ネタがなくなってきてあせっている雲雀でごめんなさい…。

1 2 3

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索