三国志外伝 (光文社時代小説文庫)
2009年1月4日 読書
またまた本オフにて。
北方さんとか、この三好氏の三国志を読んでみたいんだけど、こういうシリーズものって古本屋だと、どうしても途中が抜けてたりして揃わない。
外伝の名の通り、三国志で『主役』扱いされてる劉備や曹操や孫堅たちの話じゃなくて、主役じゃないけど、でも居ないと始まらない、所謂『脇役』達のショートストーリー。
乱世の時代を生き抜いた人物に主役も脇役もないんじゃないかと、空気の読めない突っ込みはさておき。
シンキさんや孔融、グホン、ジュンイク、諸葛謹などなど。
やっぱり、脇役とはいえ一度は耳にした事がある有名な人物ですね。
三好氏の書く袁紹はなかなかかっこいい。
ただ、判断力や決断力にかけるという性格はどの作者の三国志も共通してる。
三好氏の文からすると、この時代ではイケメン=秀才・天才みたいな意識があるらしい。優秀な人物はそれが見てくれにも現れるとか。
時代の流れによって、所謂「イケメン」も形を変えているとは思うけれども、「見た目で判断」という感覚は古い時代から変わってないっていうのは、なんだか物悲しい。
確かに、初めて会うような人で一番最初に目に映るのは、どうしたってその人の容姿だし、その容姿でなんとなく性格を想像して、よく話さないうちに無意識にそれを定着させて思い込むのは人間の性だと思う。
北方さんとか、この三好氏の三国志を読んでみたいんだけど、こういうシリーズものって古本屋だと、どうしても途中が抜けてたりして揃わない。
外伝の名の通り、三国志で『主役』扱いされてる劉備や曹操や孫堅たちの話じゃなくて、主役じゃないけど、でも居ないと始まらない、所謂『脇役』達のショートストーリー。
乱世の時代を生き抜いた人物に主役も脇役もないんじゃないかと、空気の読めない突っ込みはさておき。
シンキさんや孔融、グホン、ジュンイク、諸葛謹などなど。
やっぱり、脇役とはいえ一度は耳にした事がある有名な人物ですね。
三好氏の書く袁紹はなかなかかっこいい。
ただ、判断力や決断力にかけるという性格はどの作者の三国志も共通してる。
三好氏の文からすると、この時代ではイケメン=秀才・天才みたいな意識があるらしい。優秀な人物はそれが見てくれにも現れるとか。
時代の流れによって、所謂「イケメン」も形を変えているとは思うけれども、「見た目で判断」という感覚は古い時代から変わってないっていうのは、なんだか物悲しい。
確かに、初めて会うような人で一番最初に目に映るのは、どうしたってその人の容姿だし、その容姿でなんとなく性格を想像して、よく話さないうちに無意識にそれを定着させて思い込むのは人間の性だと思う。
平成三十年 (上) (朝日文庫)
2008年12月23日 読書 コメント (1)
読み漁りラッシュだなここのところ。
ICOは昨日一気に読み終えた。もーヨルダの過去の話が長すぎて何度も途中断念しかけたけど。
あれってヨルダとICOには霧の城に関わる記憶を全部なくしたっぽいけど、村長やトトなんかは覚えてるっぽいよね。
そうなるとICOたちはどうなるんだ。そもそも村に戻る道がわかるのか。
仮に戻れたとしてその後どうなるんだ。
と色々疑問に残ったところで終わる。
そして今日から読み始めたのがこの本。
時代設定はタイトルの通り平成三十年、今から10年後の世界の話。
で、ですね登場人物が
木下、前田、柴田、明智、織田、毛利・・・・
そして極めつけは
森蘭子
蘭子て(爆笑)
といった風に、戦国時代の英雄、名将、智将(の名前のパロディ)が出てくるわけですよ。
本オフでたまたま例の森蘭子のページを開いてしまい、それをみて思わず買ってしまったという代物。
新しい登場人物が出てくるたびにニヤニヤしてるのですが、これって政治経済に詳しくないと付いていけないという孔明の罠がしかけられているのですよ。
これ読む前に戦国時代の細かい歴史と基本的な政治経済の常識を頭に入れておいたほうがよさそうだ。
ICOは昨日一気に読み終えた。もーヨルダの過去の話が長すぎて何度も途中断念しかけたけど。
あれってヨルダとICOには霧の城に関わる記憶を全部なくしたっぽいけど、村長やトトなんかは覚えてるっぽいよね。
そうなるとICOたちはどうなるんだ。そもそも村に戻る道がわかるのか。
仮に戻れたとしてその後どうなるんだ。
と色々疑問に残ったところで終わる。
そして今日から読み始めたのがこの本。
時代設定はタイトルの通り平成三十年、今から10年後の世界の話。
で、ですね登場人物が
木下、前田、柴田、明智、織田、毛利・・・・
そして極めつけは
森蘭子
蘭子て(爆笑)
といった風に、戦国時代の英雄、名将、智将(の名前のパロディ)が出てくるわけですよ。
本オフでたまたま例の森蘭子のページを開いてしまい、それをみて思わず買ってしまったという代物。
新しい登場人物が出てくるたびにニヤニヤしてるのですが、これって政治経済に詳しくないと付いていけないという孔明の罠がしかけられているのですよ。
これ読む前に戦国時代の細かい歴史と基本的な政治経済の常識を頭に入れておいたほうがよさそうだ。
今1章を読み終えたばかり。
宮部さん自身がむちゃくちゃはまった同名ゲーム『ICO』の小説。
私もゲーム自体はハルに借りてプレイしたのですが、中々どうしてアクションが下手で先に進めず、それより前に、ゲームのあの雰囲気が怖くて途中断念。
私は時のオカリナでさえ無理なんだってばっ!
宮部さんの文章は相変わらず読みやすくてページも進む進む。先日読んだ憑神が、登場人物のセリフが生粋の「てやんでぇ、べらんめぇ」の江戸弁だったり、言葉の使い回しが少々難解だったから尚の事そう思う。
憑神は電子辞書が傍らにないと読みにくい。
ただ、毎度思うのだけど宮部さんの文章は読みやすい分、話の核に至るまでが長い気がする。起承転結でいう「起」が異様に長い感じ。
ゲーム序盤まででのイメージでは、ニエってのは村の中で忌み嫌われ、子供達は近づかないように親に厳しく言いつけられて、生活はニエが死なない最低限のレベルという物があったのだけど、どうやらそうじゃないようで。
生みの親から引き離されはしたけれど、その村の村長夫妻に実の子供(孫)のように育てられ、悪戯を一緒にするような友達もいた。
しかし13歳になると来るニエの時のために一人石牢に閉じ込められ、ただじっと霧の城に連れて行かれるのを待つことに。
そしてついにICOは神官たちに霧の城へ生贄として連れて行かれる。
‘しきたり’と村を守るために。
1章ですでにトトの話で泣きそうになったんだがこの先大丈夫だろうか(笑)
宮部さん自身がむちゃくちゃはまった同名ゲーム『ICO』の小説。
私もゲーム自体はハルに借りてプレイしたのですが、中々どうしてアクションが下手で先に進めず、それより前に、ゲームのあの雰囲気が怖くて途中断念。
私は時のオカリナでさえ無理なんだってばっ!
宮部さんの文章は相変わらず読みやすくてページも進む進む。先日読んだ憑神が、登場人物のセリフが生粋の「てやんでぇ、べらんめぇ」の江戸弁だったり、言葉の使い回しが少々難解だったから尚の事そう思う。
憑神は電子辞書が傍らにないと読みにくい。
ただ、毎度思うのだけど宮部さんの文章は読みやすい分、話の核に至るまでが長い気がする。起承転結でいう「起」が異様に長い感じ。
ゲーム序盤まででのイメージでは、ニエってのは村の中で忌み嫌われ、子供達は近づかないように親に厳しく言いつけられて、生活はニエが死なない最低限のレベルという物があったのだけど、どうやらそうじゃないようで。
生みの親から引き離されはしたけれど、その村の村長夫妻に実の子供(孫)のように育てられ、悪戯を一緒にするような友達もいた。
しかし13歳になると来るニエの時のために一人石牢に閉じ込められ、ただじっと霧の城に連れて行かれるのを待つことに。
そしてついにICOは神官たちに霧の城へ生贄として連れて行かれる。
‘しきたり’と村を守るために。
1章ですでにトトの話で泣きそうになったんだがこの先大丈夫だろうか(笑)
軽い気持ちで本オフ行ったら、いい意味で後悔した。
久しぶりにまとめ買い。気付いたら財布が大寒波。もともとの元手もあまりなかったのに、なんか直感で選んだ本を諦めきれなかった。
結局買ったのは
憑神:浅田次郎
毛利元就:徳永真一郎
ICO:宮部みゆき
模倣犯 下:宮部みゆき
平成30年 上・下:堺屋太一
生物と無生物のあいだ:福岡伸一
の計6冊。
そして夕方過ぎに読み始めて今しがた読み終えたのがこの憑神。
数年前に公開されていた映画のCMをみて前々から興味があった作品。
映画の宣伝だけみてると、うだつの上がらない武士に、貧乏神に疫病神、はては死神まで取り付く、ドタバタコメディー系を想像していたのだけど、ところがどっこい、中々ストイックな話だった。
読む前は、なんとなく主人公は、ヘタレっぽく頼りないイメージがあったのだけど、それはむしろ主人公の兄の左兵衛の方で、主人公である弟の彦四郎は、義理堅く仁に篤い、幕末においてはむしろ時代遅れと揶揄されかねないバリッバリの侍だった。
文武両道で才能に溢れていながらも、ただ「次男」というだけでその本領が発揮できず、婿入り先では息子が生まれたとたん妻子と引き離され実家に出戻り、兄は兄で当主という立場にあるにもかかわらず救いようの無いダメ人間。
周囲の住民からは「息子が生まれる順番が逆ならきっと栄えた」などと言われる始末。
こうも恵まれないと人間てのはそれこそ「苦しいときの神頼み」に走る。
しかし、偶然とはいえ彦四郎が頼んでしまったのは神は神でも貧乏神。
これにとりつかれたとたん、彦四郎の家は取り潰しのような酷い仕打ちをうけにっちもさっちもいかなくなる。
あまりにも哀れな境遇に貧乏神は「宿替え」という処置がある。と話を持ち出す。
彦四郎が後ろめたさや罪悪感に苛まれながらも武士の務めであるお家のために貧乏神も疫病神も宿替えを使い免れる。
しかし最後に取り付いたのは死神。
ただでさえ武士道に背いたうえに、自分に降りかかった「死」を自分が生き延びるために誰かに擦り付けるなんてできない。
でも自分はこの幕末で腐っていく武士道の中で、どうしても武士の本懐を遂げるための死に場所にありつきたい。
殆どが彦四郎の心情で綴られていたのだけど、「多勢=正義」と認めない彦四郎の精神と、幕末という激動の時代の中で、愚直なまでに己を貫き通すその姿は、安易に「かっこいい」という言葉で片付けてはいけないと思う。
これ読むと映画の彦四郎が妻●木聡なのはどうしても解せない。むしろ左兵衛役の方が近い。
久しぶりにまとめ買い。気付いたら財布が大寒波。もともとの元手もあまりなかったのに、なんか直感で選んだ本を諦めきれなかった。
結局買ったのは
憑神:浅田次郎
毛利元就:徳永真一郎
ICO:宮部みゆき
模倣犯 下:宮部みゆき
平成30年 上・下:堺屋太一
生物と無生物のあいだ:福岡伸一
の計6冊。
そして夕方過ぎに読み始めて今しがた読み終えたのがこの憑神。
数年前に公開されていた映画のCMをみて前々から興味があった作品。
映画の宣伝だけみてると、うだつの上がらない武士に、貧乏神に疫病神、はては死神まで取り付く、ドタバタコメディー系を想像していたのだけど、ところがどっこい、中々ストイックな話だった。
読む前は、なんとなく主人公は、ヘタレっぽく頼りないイメージがあったのだけど、それはむしろ主人公の兄の左兵衛の方で、主人公である弟の彦四郎は、義理堅く仁に篤い、幕末においてはむしろ時代遅れと揶揄されかねないバリッバリの侍だった。
文武両道で才能に溢れていながらも、ただ「次男」というだけでその本領が発揮できず、婿入り先では息子が生まれたとたん妻子と引き離され実家に出戻り、兄は兄で当主という立場にあるにもかかわらず救いようの無いダメ人間。
周囲の住民からは「息子が生まれる順番が逆ならきっと栄えた」などと言われる始末。
こうも恵まれないと人間てのはそれこそ「苦しいときの神頼み」に走る。
しかし、偶然とはいえ彦四郎が頼んでしまったのは神は神でも貧乏神。
これにとりつかれたとたん、彦四郎の家は取り潰しのような酷い仕打ちをうけにっちもさっちもいかなくなる。
あまりにも哀れな境遇に貧乏神は「宿替え」という処置がある。と話を持ち出す。
彦四郎が後ろめたさや罪悪感に苛まれながらも武士の務めであるお家のために貧乏神も疫病神も宿替えを使い免れる。
しかし最後に取り付いたのは死神。
ただでさえ武士道に背いたうえに、自分に降りかかった「死」を自分が生き延びるために誰かに擦り付けるなんてできない。
でも自分はこの幕末で腐っていく武士道の中で、どうしても武士の本懐を遂げるための死に場所にありつきたい。
殆どが彦四郎の心情で綴られていたのだけど、「多勢=正義」と認めない彦四郎の精神と、幕末という激動の時代の中で、愚直なまでに己を貫き通すその姿は、安易に「かっこいい」という言葉で片付けてはいけないと思う。
これ読むと映画の彦四郎が妻●木聡なのはどうしても解せない。むしろ左兵衛役の方が近い。
全部読み終わった。
諸葛孔明の時と同じで五丈原のところで全体的なストーリーとしては終了。
その後の話はダイジェストっぽくさらりと流してた。
いやーやっぱ陳舜臣さんの文章好きだ。
なんだかんだいっても彼は諸葛亮という人物が好きなんじゃないかと思う。
全体的にみると呉が出番少なく感じたかなー。
一番スポットが当たってたのは虎牢関の辺りだね。
同じ著者の同じ時代の本だから所々諸葛孔明で読んだ物と同じ文章が出てきたりもした。
これよりずっと前に小川氏のほうの三国志も読んだんだけど、書く人によって本当に全然違う物になる。
陳舜臣さんのほうでは、呂蒙は結核による病死で終わってるけど小川氏の方は、ハン城で陥れられた関羽の呪いに当てられて悶死したことになってる。
加えて小川氏の方は、関羽が矢の毒を取り除くために麻酔なしで骨を削る手術を受けたという話が加えられているけど、陳氏のほうにはない。
超人的、あるいは魔術、占い、呪いといった非現実的なエピソードに関して陳氏は思いっきりスルーしてる。赤壁の祈祷もない。
私もその手の物はあくまで非現実の物であると考えているので陳氏の方が好き。
歴史書を読んでいるわけじゃないから、結局どの辺りが真実でどの辺りから創作なのか曖昧だけど、非常に面白かった。
こんなに熱中して読んだの久しぶりだ。
今度はまた小川氏の三国志読み直そうかなー。
諸葛孔明の時と同じで五丈原のところで全体的なストーリーとしては終了。
その後の話はダイジェストっぽくさらりと流してた。
いやーやっぱ陳舜臣さんの文章好きだ。
なんだかんだいっても彼は諸葛亮という人物が好きなんじゃないかと思う。
全体的にみると呉が出番少なく感じたかなー。
一番スポットが当たってたのは虎牢関の辺りだね。
同じ著者の同じ時代の本だから所々諸葛孔明で読んだ物と同じ文章が出てきたりもした。
これよりずっと前に小川氏のほうの三国志も読んだんだけど、書く人によって本当に全然違う物になる。
陳舜臣さんのほうでは、呂蒙は結核による病死で終わってるけど小川氏の方は、ハン城で陥れられた関羽の呪いに当てられて悶死したことになってる。
加えて小川氏の方は、関羽が矢の毒を取り除くために麻酔なしで骨を削る手術を受けたという話が加えられているけど、陳氏のほうにはない。
超人的、あるいは魔術、占い、呪いといった非現実的なエピソードに関して陳氏は思いっきりスルーしてる。赤壁の祈祷もない。
私もその手の物はあくまで非現実の物であると考えているので陳氏の方が好き。
歴史書を読んでいるわけじゃないから、結局どの辺りが真実でどの辺りから創作なのか曖昧だけど、非常に面白かった。
こんなに熱中して読んだの久しぶりだ。
今度はまた小川氏の三国志読み直そうかなー。
本当は全六巻の文庫本verのほう。で今四巻。
この前レビューした『諸葛孔明』を書いた陳舜臣さんの、物語版三国志。
物語といってもやはり陳舜臣さんが描くそれは、現在までに判明している史実をかえず、誇大化も矮小化も無いさらっとした文章。
しかし、その静の文の中にも物語としての躍動感はひしひしと伝わっており一冊1日半ほどで読んでます。
ただ、この物語の内容が本当に史実だとしたら色々信じがたいことだらけだ。
美髯公様がまさかのチョウセン誘拐未遂。
曹仁が曹操の従兄弟じゃなくて弟。
呂布が意外といい奴。
玉璽のために孫堅の鞭打ち拷問。
この手の歴史物語って、大抵作者の無意識のうちの贔屓目がでてきて、とある本ではソソ様が徹底的な悪者として扱われ、ありもしないエピソードが書かれたり(テンイの葬儀の時に本当は悲しくもないのに演技で号泣して部下の心を集めたとか。)逆に劉備さんは英雄的な人として描かれ、史実では劉備さんがやった山賊紛いの事を弟の張飛がやったことにしていたりする。
だから一度そういうものを読むと、自分の中に登場人物(歴史上)の大雑把なイメージ像が出来て、定着しまうから、メディアってこわい。
ところで、三巻でソソ様が呂布を攻めようとして返り討ちにあい炎の中を逃げ惑う時の
『曹操も東門にむかって逃げようとしたが、いきなり襟首をつかまれた。
「やいチビ!曹操は何処に居るか白状せい!」
(中略)曹操は小男である。こんなときに小男であることが幸いした。酒に寄った呂布軍の騎兵将校は、まさかこの小さな男が曹操だとは思わない。』
という件で一人で笑ってしまった。
やっぱり小さいんだねソソ様。いいと思うよチャームポイントだよ。
この前レビューした『諸葛孔明』を書いた陳舜臣さんの、物語版三国志。
物語といってもやはり陳舜臣さんが描くそれは、現在までに判明している史実をかえず、誇大化も矮小化も無いさらっとした文章。
しかし、その静の文の中にも物語としての躍動感はひしひしと伝わっており一冊1日半ほどで読んでます。
ただ、この物語の内容が本当に史実だとしたら色々信じがたいことだらけだ。
美髯公様がまさかのチョウセン誘拐未遂。
曹仁が曹操の従兄弟じゃなくて弟。
呂布が意外といい奴。
玉璽のために孫堅の鞭打ち拷問。
この手の歴史物語って、大抵作者の無意識のうちの贔屓目がでてきて、とある本ではソソ様が徹底的な悪者として扱われ、ありもしないエピソードが書かれたり(テンイの葬儀の時に本当は悲しくもないのに演技で号泣して部下の心を集めたとか。)逆に劉備さんは英雄的な人として描かれ、史実では劉備さんがやった山賊紛いの事を弟の張飛がやったことにしていたりする。
だから一度そういうものを読むと、自分の中に登場人物(歴史上)の大雑把なイメージ像が出来て、定着しまうから、メディアってこわい。
ところで、三巻でソソ様が呂布を攻めようとして返り討ちにあい炎の中を逃げ惑う時の
『曹操も東門にむかって逃げようとしたが、いきなり襟首をつかまれた。
「やいチビ!曹操は何処に居るか白状せい!」
(中略)曹操は小男である。こんなときに小男であることが幸いした。酒に寄った呂布軍の騎兵将校は、まさかこの小さな男が曹操だとは思わない。』
という件で一人で笑ってしまった。
やっぱり小さいんだねソソ様。いいと思うよチャームポイントだよ。
諸葛孔明〈下〉 (中公文庫)
2008年10月7日 読書
今日はあんまり進めてないのでちょっとレビュー。
っていっても、ネタが三国志だからあまり代わり映えしない。(笑)
これは史実を元にしてはいるけれども、あくまでも根本的な物は変えず、不用意な脚色も誇大化も矮小化もない。
それを考えると、『物語』の三国志の創造力はすごい。
猛穫のあまりにもあっさりとした登場に、思わず拍子抜けしてしまった。
『南蛮大王』という二つ名もない。
無双でも物語でも有名な、七回捕まえて七回放すとかいうのも一切無く、この戦自体が、孔明と猛穫が事前に打ち合わせた上での戦だったそうな。
ただ、『心を攻める』っていうコンセプト自体は変わってなかった。
あと、司馬ちゅがあくまでも文武両道ってのは想像しにくい。無双見ちゃうと。
これ読むと、いつの時代にも誰かが勝手な思いで勝手なことする人がいるのだなーと思う。それで最終的に一番大きな被害を食うのは私たち一般市民とかこの時代なら兵卒とかなんだよね。
個人的に、孔明は最初から馬謖をそんなに重宝してなかったと思っていたのだけど、むしろ劉備さんの方が警戒してて孔明はどちらかといったらお気に入りだったっぽい。
己のプライドのために独断で行動して失敗したせいで趙雲までとばっちりうけとった。
ただ、この時の王平はかっこよかった。
五丈原に臨む直前で、悲願を達成できず病に倒れた孔明の側に姜維の姿もあったけど、彼が麒麟児でどうとかこうとか、孔明との会話のシーンも特にみられなかった。
無双の脚色ってこわいネ^^
王平、徐庶、甘海、魯粛あたりはいつかモブ脱却して欲しいと思う。これ読んで。
この本のおかげで陳舜臣氏の文章にはまった。史実に着実に沿っていながらなかなか壮大な物語を読んだような気分になる。
無双5スペシャルは、趙雲伝クリア。初めてノーミスでクリアしたよっ!すっげーつかいやすい!
と、調子に乗ってシギー伝もやったのだけど、モーションの酷さにがっくりしてやめた。
っていっても、ネタが三国志だからあまり代わり映えしない。(笑)
これは史実を元にしてはいるけれども、あくまでも根本的な物は変えず、不用意な脚色も誇大化も矮小化もない。
それを考えると、『物語』の三国志の創造力はすごい。
猛穫のあまりにもあっさりとした登場に、思わず拍子抜けしてしまった。
『南蛮大王』という二つ名もない。
無双でも物語でも有名な、七回捕まえて七回放すとかいうのも一切無く、この戦自体が、孔明と猛穫が事前に打ち合わせた上での戦だったそうな。
ただ、『心を攻める』っていうコンセプト自体は変わってなかった。
あと、司馬ちゅがあくまでも文武両道ってのは想像しにくい。無双見ちゃうと。
これ読むと、いつの時代にも誰かが勝手な思いで勝手なことする人がいるのだなーと思う。それで最終的に一番大きな被害を食うのは私たち一般市民とかこの時代なら兵卒とかなんだよね。
個人的に、孔明は最初から馬謖をそんなに重宝してなかったと思っていたのだけど、むしろ劉備さんの方が警戒してて孔明はどちらかといったらお気に入りだったっぽい。
己のプライドのために独断で行動して失敗したせいで趙雲までとばっちりうけとった。
ただ、この時の王平はかっこよかった。
五丈原に臨む直前で、悲願を達成できず病に倒れた孔明の側に姜維の姿もあったけど、彼が麒麟児でどうとかこうとか、孔明との会話のシーンも特にみられなかった。
無双の脚色ってこわいネ^^
王平、徐庶、甘海、魯粛あたりはいつかモブ脱却して欲しいと思う。これ読んで。
この本のおかげで陳舜臣氏の文章にはまった。史実に着実に沿っていながらなかなか壮大な物語を読んだような気分になる。
無双5スペシャルは、趙雲伝クリア。初めてノーミスでクリアしたよっ!すっげーつかいやすい!
と、調子に乗ってシギー伝もやったのだけど、モーションの酷さにがっくりしてやめた。
諸葛孔明〈上〉 (中公文庫)
2008年9月18日 読書
本当は北方氏の本を探しに行ったのだけど、近所の古本屋では全く見つからず、上下巻とも100円だったからなんとなくで買ってみたのに思わず徹夜した。
『物語』の三国志じゃなくて史実上の三国志における諸葛亮の生涯を書いた本で、文章が割と今風で読みやすい。
これ読んでみて、無双のコメが22歳設定なのが頷けた。本当なら劉備さんとの年の差が20歳以上あったのね。
そして日本に限らず昔の人は特別な人を除いて平均して背が小さい物だと思っていたのだけど、それも違った。孔明って190cm位あったらしいよ。しかも嫁さんの綬(ジュ・無双月英さんのモデル)も187cmあったらしい。
無双キャラの身長がやたら高いのも納得いった。
冷静沈着で徹底的なリアリストであるというのは想像できたが、個人的に徐庶が縁談の話を持ち出したとき
「彼女のほかに、ぼくにふさわしい人がいるだろうか」
と言い切ったシーンがいい意味で衝撃的だった。男前だ。
幼い内に母親を失くしていて、身近な女性と言えば姉の鈴(レイ)位しかいなかったから、なんとなくそういう方面に関しては奥手というか能動的だったんじゃないかと思ってたのでなおさら。
諸葛亮を中心に描かれていながらも、短い文章の中で曹操の像も事細かに描写されていた。
『曹操』という人物は、おぼろげに、器の非常に大きいカリスマ性に富んだ人っていうあまり負のイメージの無い人間だと思っていた。
だけど、父親の仇討ちのために本当なら関係の無い集落の住民を虐殺したり、当時の儒教思想を利用して諸葛亮の親友である徐庶の母親を人質に取り、徐庶を無理やり配下に加えたりなどと、なかなかの悪漢振りもうかがえる。
どんなに才気溢れていてもやはり人の子なんだねー。
ところで、新作の三国無双では是非徐庶をモブ脱却して欲しい。
完全にこの本の影響だけれども。
劉備が民を引き連れ長坂を南下する途中の、
『徐庶は走り出した。まっしぐらに孔明をめがけて』
から
『「別れるのは辛い!」肺腑から絞り出された声である。(中略)走りながら号泣し、その声が蹄の音とともに風塵の中に消え去った。』
までの流れるような文章にすごく心を掌握された。
徐庶は諸葛亮と一緒に劉備を立てて王覇の業を助けることを夢見てて、その為に(それだけとは言えないが)劉備の元に頻繁に通い、劉備が諸葛亮の元に向かうように話をして、最終的には劉備は例の『三顧の礼』によって諸葛亮を迎えた。
そこに自分も合流して夢の一歩が叶うという直前に、人質にとられた母のために曹操の元に向かわなくてはならなくなってしまった。
この諸葛亮との別れのシーンは、1頁満たすか満たないかほどの短文の描写なのに深く印象に残っててここだけ何度も繰り返して読んでるよ。
下巻はこれから。楽しみ。
『物語』の三国志じゃなくて史実上の三国志における諸葛亮の生涯を書いた本で、文章が割と今風で読みやすい。
これ読んでみて、無双のコメが22歳設定なのが頷けた。本当なら劉備さんとの年の差が20歳以上あったのね。
そして日本に限らず昔の人は特別な人を除いて平均して背が小さい物だと思っていたのだけど、それも違った。孔明って190cm位あったらしいよ。しかも嫁さんの綬(ジュ・無双月英さんのモデル)も187cmあったらしい。
無双キャラの身長がやたら高いのも納得いった。
冷静沈着で徹底的なリアリストであるというのは想像できたが、個人的に徐庶が縁談の話を持ち出したとき
「彼女のほかに、ぼくにふさわしい人がいるだろうか」
と言い切ったシーンがいい意味で衝撃的だった。男前だ。
幼い内に母親を失くしていて、身近な女性と言えば姉の鈴(レイ)位しかいなかったから、なんとなくそういう方面に関しては奥手というか能動的だったんじゃないかと思ってたのでなおさら。
諸葛亮を中心に描かれていながらも、短い文章の中で曹操の像も事細かに描写されていた。
『曹操』という人物は、おぼろげに、器の非常に大きいカリスマ性に富んだ人っていうあまり負のイメージの無い人間だと思っていた。
だけど、父親の仇討ちのために本当なら関係の無い集落の住民を虐殺したり、当時の儒教思想を利用して諸葛亮の親友である徐庶の母親を人質に取り、徐庶を無理やり配下に加えたりなどと、なかなかの悪漢振りもうかがえる。
どんなに才気溢れていてもやはり人の子なんだねー。
ところで、新作の三国無双では是非徐庶をモブ脱却して欲しい。
完全にこの本の影響だけれども。
劉備が民を引き連れ長坂を南下する途中の、
『徐庶は走り出した。まっしぐらに孔明をめがけて』
から
『「別れるのは辛い!」肺腑から絞り出された声である。(中略)走りながら号泣し、その声が蹄の音とともに風塵の中に消え去った。』
までの流れるような文章にすごく心を掌握された。
徐庶は諸葛亮と一緒に劉備を立てて王覇の業を助けることを夢見てて、その為に(それだけとは言えないが)劉備の元に頻繁に通い、劉備が諸葛亮の元に向かうように話をして、最終的には劉備は例の『三顧の礼』によって諸葛亮を迎えた。
そこに自分も合流して夢の一歩が叶うという直前に、人質にとられた母のために曹操の元に向かわなくてはならなくなってしまった。
この諸葛亮との別れのシーンは、1頁満たすか満たないかほどの短文の描写なのに深く印象に残っててここだけ何度も繰り返して読んでるよ。
下巻はこれから。楽しみ。
キミは珍獣(ケダモノ)と暮らせるか? (文春文庫PLUS (P40-26))
2007年10月21日 読書
タイトルに惹かれて思わず買ったもの。
筆者の文の書き方が面白い。
筆者いわく珍獣には
「珍獣ひょっとすると駄獣」
「珍獣もしかして難獣」
「珍獣飼ってみたら臭獣」
「珍獣もしかしたら猛獣」
の種類があり、これら全てのリスクを背負ってでも珍獣を愛する心がなければ珍獣を買う権利は無い。
ゆえに珍獣を買う人間は珍人でなければならないんだそうですよ。
激しく同意。(爆)
ヤモリが大好きな私は珍人の部類に片足突っ込んでいるのだろうか。
筆者の文の書き方が面白い。
筆者いわく珍獣には
「珍獣ひょっとすると駄獣」
「珍獣もしかして難獣」
「珍獣飼ってみたら臭獣」
「珍獣もしかしたら猛獣」
の種類があり、これら全てのリスクを背負ってでも珍獣を愛する心がなければ珍獣を買う権利は無い。
ゆえに珍獣を買う人間は珍人でなければならないんだそうですよ。
激しく同意。(爆)
ヤモリが大好きな私は珍人の部類に片足突っ込んでいるのだろうか。
持ち運ぶにはちょいとでかくて重いけど、今大学の登下校時に読んでる。
授業中も講義によっては後ろに座って読んでることが多い。
ちなみに今日は1,2,4と授業だったんですけど、気がついたら携帯片手に12時。またやってしまった。
一応4限には充分間に合う時間だけど、たった一時間分の講義のために2時間費やしたくなかったのでそのまま放置。
ま、なるようになる。ケセラセラ。
授業中も講義によっては後ろに座って読んでることが多い。
ちなみに今日は1,2,4と授業だったんですけど、気がついたら携帯片手に12時。またやってしまった。
一応4限には充分間に合う時間だけど、たった一時間分の講義のために2時間費やしたくなかったのでそのまま放置。
ま、なるようになる。ケセラセラ。
NO.6 ♯3 (講談社文庫)
2007年9月28日 読書 コメント (1)
びっくりした。
なんというかもう、とりあえずびっくりした。
紫苑、ネズミ、あんたらは私を殺す気か。
力河も力河で紫苑に依存しすぎ。
なんだかんだで紫苑はかわいがられている。
プルト:なにやら忙しいことに。
コーク杯で優勝した年に議長がお亡くなりになり、ウルグ長選挙に当選した私はそのまま評議委員会議長の候補になった。
かと思えばあっさり議長に。
こういう場合ウルグ長ってどうなるんだ?
しかしこれで最年少ウルグ長、最年少評議長、最年少DD杯優勝、最多連勝のレコード記録。
うっかりイベントすっぽかさないように気をつけねば。
遊戯王:初めて社長とカードのトレードが出来たーうふふー。
とか思ったら神のカードとマジックカードのトレードなんてマジないっすよ社長。
サンダーボルトも捨てがたいけど、それ手に入れるためにオベリスク手放すのはリスクがでかい。さすが社長空気が読めない。
とりあえず禁断の手(電源をプチッ。)を使い、なかったことにした。
★私信★
>>ハル
いい意味で撃沈しました。
向かいの部屋から父親が私の奇声聞いて『どうした?』って声かけてきたくらいに。(爆)
なんというかもう、とりあえずびっくりした。
紫苑、ネズミ、あんたらは私を殺す気か。
力河も力河で紫苑に依存しすぎ。
なんだかんだで紫苑はかわいがられている。
プルト:なにやら忙しいことに。
コーク杯で優勝した年に議長がお亡くなりになり、ウルグ長選挙に当選した私はそのまま評議委員会議長の候補になった。
かと思えばあっさり議長に。
こういう場合ウルグ長ってどうなるんだ?
しかしこれで最年少ウルグ長、最年少評議長、最年少DD杯優勝、最多連勝のレコード記録。
うっかりイベントすっぽかさないように気をつけねば。
遊戯王:初めて社長とカードのトレードが出来たーうふふー。
とか思ったら神のカードとマジックカードのトレードなんてマジないっすよ社長。
サンダーボルトも捨てがたいけど、それ手に入れるためにオベリスク手放すのはリスクがでかい。さすが社長空気が読めない。
とりあえず禁断の手(電源をプチッ。)を使い、なかったことにした。
★私信★
>>ハル
いい意味で撃沈しました。
向かいの部屋から父親が私の奇声聞いて『どうした?』って声かけてきたくらいに。(爆)
ハルにお借りした本。
なんだこの所々でニヤけてしまう本は。
ハル的には3巻がお勧めらしいが既に1巻でネズシオにもだえてる私はどうなる。
あさの氏の本は今回初めて読みます。
非常に読みやすいので軽く徹夜しそう、こわやこわや。
プルト:第2児出産。
本当は男の子→女の子→女の子→男の子の順で生みたかった。
次は女の子が欲しい、頑張れ旦那27歳
でも出産直後にイム酒とかくれる旦那の気遣いがうれしい。
ただ、カイの卵もってうろつくのはやめて、なんかアピールされてるみたいだから(笑)
イム争奪戦、ミダ杯優勝
DD杯でバグウェルに勝てません。
なんだこの所々でニヤけてしまう本は。
ハル的には3巻がお勧めらしいが既に1巻でネズシオにもだえてる私はどうなる。
あさの氏の本は今回初めて読みます。
非常に読みやすいので軽く徹夜しそう、こわやこわや。
プルト:第2児出産。
本当は男の子→女の子→女の子→男の子の順で生みたかった。
次は女の子が欲しい、頑張れ旦那27歳
でも出産直後にイム酒とかくれる旦那の気遣いがうれしい。
ただ、カイの卵もってうろつくのはやめて、なんかアピールされてるみたいだから(笑)
イム争奪戦、ミダ杯優勝
DD杯でバグウェルに勝てません。
これから読む。
いつもと違う個人経営の古本屋で上下巻あわせて450円だったので迷いは無かった。
兄貴の話です。
BASARAやってないとわからないっすね、長曾我部元親です。
…ちくしょう『長曾我部元親』って一発変換できんじゃないか。
最初に一発変換したら『長曾壁も土地か』てなったぞ、大丈夫か私のパソコン。壁も土地かってなんか自己解決したようなモンが出来上がった。
私としては姫若子の話に期待。
いつもと違う個人経営の古本屋で上下巻あわせて450円だったので迷いは無かった。
兄貴の話です。
BASARAやってないとわからないっすね、長曾我部元親です。
…ちくしょう『長曾我部元親』って一発変換できんじゃないか。
最初に一発変換したら『長曾壁も土地か』てなったぞ、大丈夫か私のパソコン。壁も土地かってなんか自己解決したようなモンが出来上がった。
私としては姫若子の話に期待。
生命の起源―「物質の進化」から「生命の進化」へ
2007年7月9日 読書
学校の図書館でタイトルだけみて面白そうだから借りてみたら、中身のレベルが高すぎてついていけなかったというオチ。
それでも足りない頭なりに読むのも楽しい。
卵が先か鶏が先か。
一生解けない謎ってのもロマンがあっていい。
そういえばニコ動画の24時間フリー解放のIDの範囲が広がったので、私も24時間いつでも見られるようになりました。やったね。
★私信★
>>ハルさん
そうなんですよ、意外と新要素満載で面白い。
珪君のDS書き下ろしイベントイラストには非常に燃えました。
夏休みにでも入ったらお貸ししますぜ。
☆拍手レス☆
14時19時頃の皆様ありがとうございましたー!!
それでも足りない頭なりに読むのも楽しい。
卵が先か鶏が先か。
一生解けない謎ってのもロマンがあっていい。
そういえばニコ動画の24時間フリー解放のIDの範囲が広がったので、私も24時間いつでも見られるようになりました。やったね。
★私信★
>>ハルさん
そうなんですよ、意外と新要素満載で面白い。
珪君のDS書き下ろしイベントイラストには非常に燃えました。
夏休みにでも入ったらお貸ししますぜ。
☆拍手レス☆
14時19時頃の皆様ありがとうございましたー!!
僕と先輩のマジカル・ライフ
2006年12月30日 読書
この前図書館に行ったとき、例の如く『ご自由にお持ち帰りください』コーナーから遠慮なく頂いたもの。
他に
『水辺の化学』:鈴木静夫
『Xに対する逮捕状』:フィリップマクドナルド
『動物園と私』:朝倉繁春
『雨の匂い』:樋口有介
をもらってきました。
新しい著者やジャンルに手を着けるときはこういう所を無駄なく利用します。
で、今日気分転換にこの『僕と先輩のマジカルライフ』を読みました。
…微妙。
ここまで読後感が『微妙』としか言い様のない本もある意味珍しい。
全体の疑問点を登場人物のキャラ性で無理矢理言いくるめてるきがしてならない。
まぁでもそれなりに美味しい要素もあったわけですが。
以下ちょいちょいネタバレしつつ口を挟む
そう訊くと黒川さんは照れくさそうに頭をかいて言った
「俺は女に興味がないから」
…僕はスッと黒川さんから身を離す
勝手に笑い所だと捕らえる
なぜか、僕は長曾我部に懐かれてる
先輩を呼び捨てにする快斗。
いままで色んなキャラの主人公の本読んだけど、ここまでクソ真面目だと面白みがない。
と思っていたところでこの文。
というかこの本の疑問点は
・なんで長曾我部に一番懐いてる春菜が長曾我部の明らかな二重人格につっこまなかったか。
・結局長曾我部が二重人格であることについては何一つ追求していない。
・果たして長曾我部×快斗なのか快斗×長曾我部なのか(うおおおい)
『謎は謎のままの方がいい』というコンセプトはあまり好きではない。
他に
『水辺の化学』:鈴木静夫
『Xに対する逮捕状』:フィリップマクドナルド
『動物園と私』:朝倉繁春
『雨の匂い』:樋口有介
をもらってきました。
新しい著者やジャンルに手を着けるときはこういう所を無駄なく利用します。
で、今日気分転換にこの『僕と先輩のマジカルライフ』を読みました。
…微妙。
ここまで読後感が『微妙』としか言い様のない本もある意味珍しい。
全体の疑問点を登場人物のキャラ性で無理矢理言いくるめてるきがしてならない。
まぁでもそれなりに美味しい要素もあったわけですが。
以下ちょいちょいネタバレしつつ口を挟む
そう訊くと黒川さんは照れくさそうに頭をかいて言った
「俺は女に興味がないから」
…僕はスッと黒川さんから身を離す
勝手に笑い所だと捕らえる
なぜか、僕は長曾我部に懐かれてる
先輩を呼び捨てにする快斗。
いままで色んなキャラの主人公の本読んだけど、ここまでクソ真面目だと面白みがない。
と思っていたところでこの文。
というかこの本の疑問点は
・なんで長曾我部に一番懐いてる春菜が長曾我部の明らかな二重人格につっこまなかったか。
・結局長曾我部が二重人格であることについては何一つ追求していない。
・果たして長曾我部×快斗なのか快斗×長曾我部なのか(うおおおい)
『謎は謎のままの方がいい』というコンセプトはあまり好きではない。
項羽と劉邦(上巻)改版
2006年11月15日 読書
父親の部屋の本棚から見つけてきて今読んでます。
相変わらず司馬氏の文章は素晴らしいです。
『関ヶ原』の時もそうだったけど、物語の展開の途中いきなりその歴史の背景や当時の政治的思想、宗教的な思想の説明がはいるのだけど、それがちっとも不快な感じがしない。
たぶん司馬氏以外の文だと、話叩き切らないではよ次書けや的なイライラを感じると思う(基本かなり短気だから。)
欲を言えば司馬氏の描く三国時代の話を読みたかったなぁ。
なんでもいいですが、こう短い文章のなかで「司馬」「司馬」書いているとどうもあのフハハ氏が頭によぎってならない(笑)
☆拍手レス☆
本日18時頃の方拍手ありがとうございましたー!!
相変わらず司馬氏の文章は素晴らしいです。
『関ヶ原』の時もそうだったけど、物語の展開の途中いきなりその歴史の背景や当時の政治的思想、宗教的な思想の説明がはいるのだけど、それがちっとも不快な感じがしない。
たぶん司馬氏以外の文だと、話叩き切らないではよ次書けや的なイライラを感じると思う(基本かなり短気だから。)
欲を言えば司馬氏の描く三国時代の話を読みたかったなぁ。
なんでもいいですが、こう短い文章のなかで「司馬」「司馬」書いているとどうもあのフハハ氏が頭によぎってならない(笑)
☆拍手レス☆
本日18時頃の方拍手ありがとうございましたー!!
くじけません読破するまでは
2006年10月25日 読書
でもくじけそうだ…!
ブックオフで100円だったので即購入したのですが。
長い、ものっそ長い。
面白いし展開気になるしどんどん進むんだけど、やっぱり長い。
なんとなく肌に合わない文脈なんです、前はこんなことなかったんですけど。
宮部さんの作品は他に「我ら隣人の犯罪者」と「人質カノン」と「ステップファザーステップ」を読んだのだけれども、どれもそんなことはなかった。
なんというか登場人物同士のリンクが少々無理やりすぎていて、展開の意外さに驚く前に「ここでなんであんたが出てくるよ?」って思っちゃうんだよねぇ…。
それと他の小説なら、名前と簡単なプロフィールだけ紹介して話にちょっと参加して出番終わりのような、話本編のキーポイントには無関係としか思えない人物の事まで事細かに書いているから、そこで結果的に話が足踏みしてしまっているのもなんだかどうもしっくりこなかったりする。
まぁでも其れが「宮部流」なのかもしれない。
とりあえず結末が気になるので頑張ります。
で、読み終わったら映画版のDVD借りてみようと思います。
ブックオフで100円だったので即購入したのですが。
長い、ものっそ長い。
面白いし展開気になるしどんどん進むんだけど、やっぱり長い。
なんとなく肌に合わない文脈なんです、前はこんなことなかったんですけど。
宮部さんの作品は他に「我ら隣人の犯罪者」と「人質カノン」と「ステップファザーステップ」を読んだのだけれども、どれもそんなことはなかった。
なんというか登場人物同士のリンクが少々無理やりすぎていて、展開の意外さに驚く前に「ここでなんであんたが出てくるよ?」って思っちゃうんだよねぇ…。
それと他の小説なら、名前と簡単なプロフィールだけ紹介して話にちょっと参加して出番終わりのような、話本編のキーポイントには無関係としか思えない人物の事まで事細かに書いているから、そこで結果的に話が足踏みしてしまっているのもなんだかどうもしっくりこなかったりする。
まぁでも其れが「宮部流」なのかもしれない。
とりあえず結末が気になるので頑張ります。
で、読み終わったら映画版のDVD借りてみようと思います。
この前図書館に行った時「ご自由にお持ち帰りください」のコーナーに置いてあったので御言葉に甘えて頂戴してきた本。
まだ読み途中ですが。
なんというか…ぶっちゃけいうと中途半端なミステリーというかSFというか、ファンタジーというか、なんかそんな感じです。
まずオチが読みやすすぎ。
でもって「うわやっぱ来ちゃったよコレ」的な展開。
まぁでもシンプルなんで寝る前に読むのにはいい感じです。
☆拍手レス☆
6時10時17時頃の皆様ありがとうございましたー!!
なかなか筆が進まないのですが頑張ります!
まだ読み途中ですが。
なんというか…ぶっちゃけいうと中途半端なミステリーというかSFというか、ファンタジーというか、なんかそんな感じです。
まずオチが読みやすすぎ。
でもって「うわやっぱ来ちゃったよコレ」的な展開。
まぁでもシンプルなんで寝る前に読むのにはいい感じです。
☆拍手レス☆
6時10時17時頃の皆様ありがとうございましたー!!
なかなか筆が進まないのですが頑張ります!