斉藤道三から信長へ主人公が移ります。
前半は信長の若いころの描写が多かった。
私、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のなかでは、前から信長が一番好きだったんですよ。この三人の中で、良い意味で潔いところと、新しいもの、余所のものを「邪」と決めつける前に、何でも自分で体験してから考えるところとか、非常に合理的なところとか。
この話読んでさらに好きになった。
もちろん、司馬さんが書かれていることがそのまま信長を表しているわけではないのはわかっているけど。

特に信秀の葬儀の話を濃姫としているときのシーン。

「古来、何億の人が死んだが、いかに葬式をしても一人もよみがえったものはないわ。」
「でも、葬儀は蘇生術ではございませぬ。」
「わかっておるわ!だから無駄だと言うのじゃ。何の役にもならぬものに熱中し、寺にかけ入り、坊主を呼び、経を上げさせてぼろぼろと涙をこぼしおる。世の人間ほど、あほうなものはない。」

このセリフが印象的だった。
この時代の人にしてはすごくリアリストなんですよね。発想が。
そういうところも好きなんだよなー。

はてさて、信長の義理の父、斉藤道三は、なんともつかみどころが難しい人だったなぁ。潔いっちゃ潔いけど、ネチッこいなとも思う。悪く言えば良く口が回る人。
いっそ信長の野望じゃなくて、道三の野望とか作ってみたら面白そうなのに、ねぇこーえーさん(笑)
関係ないが三國無双6のエンパまだぁ?

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