ICO -霧の城-

2008年12月22日 読書
今1章を読み終えたばかり。
宮部さん自身がむちゃくちゃはまった同名ゲーム『ICO』の小説。

私もゲーム自体はハルに借りてプレイしたのですが、中々どうしてアクションが下手で先に進めず、それより前に、ゲームのあの雰囲気が怖くて途中断念。
私は時のオカリナでさえ無理なんだってばっ!

宮部さんの文章は相変わらず読みやすくてページも進む進む。先日読んだ憑神が、登場人物のセリフが生粋の「てやんでぇ、べらんめぇ」の江戸弁だったり、言葉の使い回しが少々難解だったから尚の事そう思う。
憑神は電子辞書が傍らにないと読みにくい。

ただ、毎度思うのだけど宮部さんの文章は読みやすい分、話の核に至るまでが長い気がする。起承転結でいう「起」が異様に長い感じ。

ゲーム序盤まででのイメージでは、ニエってのは村の中で忌み嫌われ、子供達は近づかないように親に厳しく言いつけられて、生活はニエが死なない最低限のレベルという物があったのだけど、どうやらそうじゃないようで。

生みの親から引き離されはしたけれど、その村の村長夫妻に実の子供(孫)のように育てられ、悪戯を一緒にするような友達もいた。
しかし13歳になると来るニエの時のために一人石牢に閉じ込められ、ただじっと霧の城に連れて行かれるのを待つことに。

そしてついにICOは神官たちに霧の城へ生贄として連れて行かれる。
‘しきたり’と村を守るために。


1章ですでにトトの話で泣きそうになったんだがこの先大丈夫だろうか(笑)

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