今日は父の叔父が午前中にやってきて、案の定私が車で父の叔母の家~叔父の家まで送迎。
7時過ぎくらいに他の親戚の方が家に来て夕飯を食べて行きます。

最終的に一人、父の従兄弟に当たる人を車で送るので、私は挨拶がすんだ後部屋に篭ってました。

そしてゲームをすること数十分、ハルからお電話。


「もしもーし、どうしたー?」(私)

「あのさー、煌の家の近くにゲームショップあったっけ?」(ハル)

「えー、私の近所って行ったら○か×くらいだけど。」(私)

「いやー実はポケモンのプラチナが欲しくて…」(ハル)

「あははは、でたー」(私)

「でたーあははは。で、○には行ったんだけど売り切れで、×も行きたいけど道がわからないんだよねー」(ハル)


というわけで、退屈な時間が大変有意義な時間になりました。自分でも驚くほど爽やかに笑った気がする、今日この頃。
急遽家の前でハルと合流して×店へ。

ですが肝心のソフトは売り切れ。

「じゃあ車出すから△(某大型スーパー)行ってみる?」(私)

「まじでー!」(ハル)

一旦私の家にもどり車をだして大型スーパーへ。
ここからちょっと文章を変えてみる。


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 車の中では私の音楽プレイヤーがランダムに選んだアーティストのBGMが流れていた。中途半端な時間帯で車の進行はとてもスムーズで快適だ。
8月の末日に会ってから一度も連絡をとっていなかった私たちの会話は、自然と互いの近況報告になる。
 2曲目が終わるのとほぼ同時に車は駐車場についた。私たちは足早に目的の場所へと向かう。
 しかしゲームショップコーナーの棚にソフトは置いていなかった。
私たちの中では、見本となるソフトのケースが陳列棚に無い以上、『そのソフトは売り切れである』というのが常識である。
だが、ここまできて諦めるのは口惜しい。私はハルに、一応店員に確認してみることを薦めた。ハルは意を決してカウンターに歩み寄った。


「すみませーん。ポケモンのプラチナってありますか?」

「申し訳ありません品切れです」

と答える店員の姿が私とハルの脳裏に浮かんだ。
ハルの後ろで私は、このあとお茶でもして帰るか、と今後の行動を組み立てていた。
しかし、その店員は私たちの予想を裏切った。


「はい、ありますよ。」

棚には確かに陳列されていなかったそれを、青年の店員はいとも容易く私達に掲げて見せたのだ。

私は驚いた。

ただの付き添いできた私がここまで驚いたのだ、買いに来た本人であるハルはもっと驚いただろう。
ハルは思わず店のカウンターに身を乗り出した。



「う”ぇっ!?Σ(゚д゚;)


ハルは確かにそう言った。
そのとき私の目にはハルの後ろ姿しか写っていなかったが、ハルがどんな表情をしていたのか想像するのは容易だった。
私はハルの喜ぶよりまず驚いたその反応に思わず笑ってしまった。

前には驚いたまま購入を希望する女、その後ろには腹を抱えて笑う女。
店員の表情は確実に奇妙な物をみるそれに変わる。

無事に購入を終えた後もハルは

「これで中身が違ったらどうしよう」

と一人、言い知れない不安と猜疑心を抱えていた。
私たちはその後、向かいのコーヒーショップに寄り道した。
互いに注文した物を受け取り、席についてほっと一息いれたところで、ハルは袋をあけ、確実に自分が求めていた物であるということを確認し、ようやく笑ってみせた。

そのまま私たちは短い時間の中で、今後の大学生活を想像して愁い、このまま悠久の時を過ごしたいという思いを抱えながら店を出た。

ハルを家の近くまで送り、私も家に着いた。
まだ客人たちは楽しげに歓談している。
私はそのうちの一人を車で送るためにもうしばらく起きていなければならない。
酒に酔った人間への対応と明日から始まる後期の大学生活を考えると思わずため息が漏れる。

そして、大学のホームページを見て、私は明日講義が無いことを知るのであった。





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はい、というわけでした。この物語はノンフィクションです。
憂鬱だった祝日が非常に楽しい物に変わりました。(笑)

これからも遠慮しないで電話かけんしゃい、ハル。



title song by GARNET CROW -夢のひとつ-


コメント

nophoto
ハル
2008年9月24日15:18

いやぁ、ほんと昨日は(も)お世話になりました。
バッジまだ3つなんだけど、すでにポッチャマ時代の可愛さがかけらもないエンペルト様になっています。ていうか今回、一匹しばりプレイしててエンペルトしか育ててないという。

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