レディースデイの朝一で見てきた。
客層は30代後半~が多くどっちかといったら男性の方が多かった。

私は三国志の熱烈大ファンてわけじゃないけど、ゲームをきっかけに本を読んでそこそこにはまってる。


はてさて、今回のレッドクリフ。
三国志の中で私が最も壮大な戦だと思っている、赤壁の戦いが舞台な訳ですが。

2部構成ということなので、まさかとは思っていたけど、超メインの水上の船団戦はまるっと2部にもってかれて、1部は、赤壁の前哨戦で終わってました。

おいおい、公式HPやCM見た限りじゃいかにもCGを巧に使った水上戦をやりますってな感じにしか見えなかったぞ。
しかもCMの一部で2部のシーン使ってる。それはちょっとずるいんでないの?

陳舜臣氏の「諸葛孔明」と「秘本三国志」、小川氏の「三国志」を読んだ身としては、周喩が劉備や諸葛亮や趙雲に対してやたら友好的なのがちょっと疑問。
もしあれがそういう演技なら話は別だけど、周喩は「反劉備派」の筆頭だというのに。「親劉備派」の魯粛が介入してやっとこ同盟に結びつけたはずなのになー。
あと、同盟を決意した孫権が宝剣で卓を叩ききるシーンが私的にしょぼい。あんなみみっちく斬らないで、もっと真っ二つに切ればいいのに。

最初に長坂の逃亡戦を入れたのは趙雲・関羽・張飛の存在をアピールするためっぽい。物語三国志の作者によって違いがあるけど、あの時趙雲は阿斗だけじゃなくて婦人達も救出したはずだったけど、この話では阿斗様だけだった。一人は井戸に身投げして、もう一人は敵将に切られてしまった。
婦人も容赦なく殺すという描写をいれて曹操を『悪役』に仕立て上げようとした脚本家の策略かあるいは他に何かあるのか。
しかしさすが趙雲、三国志のヒーロー的な役だけはあって最高にかっこいい。


金城武の諸葛亮役は個人的にぴったりはまってた。あの不敵な笑みがかっこいい。
中村獅堂も持ち前の強面の表情を生かした、海賊上がりの猛将役が似合っててよかった。

今回の映画は行軍のシーンがどれも美麗で見入った。どの変がCGなのか判別付かなかったけど、特に八卦の陣のところはすごい。統率の美とでもいうのか、とにかくすごかった。


パンフレットが売り切れだったのが残念。

物語三国志の知識がないとわかりにくいけど、知ってたら知ってたで所々首を傾げたくなる映画っすね。どの作者の三国志が好きかっていうのでも、賛否両論分かれそう。ちなみに私は北方氏や横山氏の三国志は読んだことないです。今度読みたい。
DVDになるの待っててもよかったかも。
肝心の後編は来年の4月。せっかくなので見に行く。


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