あげたがりーの買わせたがりーの教えたがりーの

という方が近所にいらっしゃいます。
我が家で飼っている犬を通じて知り合った方なのでなんやかんやで、5，6年近いお付き合いをしています。

彼女はともかく、なんでもあげたがるし教えたがるのです。

今日学校が午前中で終わって悠々と自転車こいでいたら犬の散歩中のその人（以後Tさん）に偶然出会い

「○ちゃん今暇？あげたい服があるからおいで〜」

と、ほぼごうい…ごほん、きょうせ…ゲフン、いや、連れて行ってくださいました。

そっからはもう着せ替え人形のごとくですよ。
ちなみに40過ぎとはいえすごく若々しい方で、30台でも充分通用する感じの人です。

いい人なんですが。うん。

一通り服をみたあと、買ったけど趣味が変わった、1，2回しか使ってない系のものを私に、「買わないか」と自宅内オークション開催。
カバンやら化粧品やら次から次へと出てきて薦める。

私自身他人から理由もなくただで物を戴くというのは気が引けるので別に金銭のやり取り自体はいいんですよ。ただ。ただね。

「これ本当は○万円するんだけど煌ちゃんだから半額以下でいいわよ！」

と原価をいわれるとなんかすごく心苦しいんですよ。本人はただ無意識のうちに言ってるだけなんだろうけど、正直恩着せがましいというかなんというか…。

この日は夏用サンダル2足カバン1つ服5着しめて1万で御引取りしました。
二つ三つ『いらない』と遠まわしに言ったのですが無駄でした。

その後お茶を戴き
さて、区切りがついた、そろそろ帰ろう。ニコ動見たいし（お）

と思った矢先。

「煌ちゃん、私煌ちゃんの事中学生から見てたけどお化粧しないの？」

化粧講義が始りました。

そして数時間後帰宅。

あっれー？おかしいなTさんの家に言ったの2時くらいだったのに今もう6時だぜ！

楽しい時間は過ぎるのが早い、楽しくない時間は過ぎるのが遅い。

この数時間があっという間だったということは心のどこかで楽しんでいたのか。
あるいは時間トリップするスキルがあったのか。どっちだ。